| English | 日本語 | 简体中文 |
このチュートリアルでは TAKT の基本的な使い方を、1 つの題材を 3 フェーズで改良しながら説明します。
題材は ミニ家計メモ UI です。最初に小さなフロントエンドを作り、次に使いやすくし、最後に表示と細部を整えます。default workflow はレビューやテストを含む標準構成で重めなので、最初の体験では frontend-mini を使います。
動画チュートリアル: このチュートリアルに沿って実際に操作する様子を、 Chapter 1と Chapter 2で確認できます。
作るものはブラウザで動く小さな家計メモです。
1 回で全部作らせるより、フェーズごとにタスクを積み、結果を見てから次の改善を指示する流れを体験します。
まず、作業対象のプロジェクトを Git リポジトリにします。既存のリポジトリならこの手順は不要です。
git init
git add .
git commit -m "initial commit"
TAKT はタスク実行時にブランチや作業用ディレクトリを扱うため、少なくとも 1 つのコミットがある状態から始めるのが安全です。
TAKT を未インストールの場合は npm install -g takt でインストールし、provider の CLI(Claude Code など)または API キーを用意しておきます。
TAKT を起動します。
takt
初回起動時はworkflow 選択の前に、デフォルトのエージェントとワークフローの言語、続いて使用する provider の選択を確認されます。
workflow 選択ではfrontend-mini を選びます。初期状態ではカテゴリだけが並びます。表示順は環境によって多少変わりますが、frontend-mini は レガシー カテゴリ配下の フロントエンド サブカテゴリにあります。
Select workflow:
📁 🚀 クイックスタート/
📁 🛠️ 開発/
📁 🔍 レビュー/
📁 🏗️ インフラストラクチャ/
📁 🎵 TAKT開発/
❯ 📁 📦 レガシー/
workflow の上で b キーを押すとブックマークでき、ブックマークした workflow はこの画面の先頭に 🎼 {name} [*] として表示されます。
カテゴリを開いたら、frontend-mini を選びます。
Select workflow in 📦 レガシー:
📁 ✨ Simple/
📁 ⚡ Mini/
❯ 📁 🎨 フロントエンド/
📁 ⚙️ バックエンド/
📁 🔧 デュアル/
📁 🔍 レビュー/
🎼 cli
Select workflow in 🎨 フロントエンド:
🎼 simple-frontend
🎼 frontend
❯ 🎼 frontend-mini
🎼 frontend-maintenance
続いてインタラクティブモードの選択が表示されます。まずは アシスタント を選びます。
対話モードを選択してください:
❯ アシスタント
Grill Me
ペルソナ
TAKT と会話して、最初のタスクを説明します。
> ブラウザだけで動くミニ家計メモ UI を作りたい。
> 金額、カテゴリ、メモを入力して一覧に追加できるところまででよい。
> まずは index.html と CSS と JavaScript のシンプルな構成で作って。
TAKT が確認質問や整理を返します。内容が固まったら /go でタスク指示を作成します。
> /go 最初のフェーズなので、永続化や集計はまだ入れず、最小 UI に絞る
タスク指示が生成されると、次のような選択肢が出ます。ここでは タスクにつむ を選びます。
どうしますか?
実行する
❯ タスクにつむ
会話を続ける
Issueを建てる
タスクにつむ は生成された指示を .takt/tasks.yaml に追記します。実行する は即時実行ですが、Create worktree?(既定 Yes)を確認されるため、既定では worktree 内での実行になります。通常はタスクに積んでから takt run で実行します。
タスクにつむ を選ぶと、続いて worktree の設定を確認されます。Auto-create PR? の既定は Yes です。GitHub なしで進める場合は n を選んでください。
積んだタスクを実行します。
takt run
実行が終わったら、結果を確認します。
takt list
完了したタスクを選ぶと、操作メニューが出ます。まずは View diff で差分を確認し、その後 Try merge を選びます。
Action for takt/20260201-015714-mini-expense-memo-ui:
❯ View diff
Instruct
Merge from root
Pull from remote
Try merge
Merge & cleanup
Delete
Try merge はタスクブランチの変更をコミットせずに手元へ取り込みます。手元で画面や差分を確認し、問題なければ自分でコミットできます。
Action for takt/20260201-015714-mini-expense-memo-ui:
View diff
Instruct
Merge from root
Pull from remote
❯ Try merge
Merge & cleanup
Delete
フェーズ 1 の結果を確認して、次の改善を積みます。新しいタスクとして takt から始めてもよいですし、完了タスクに対して takt list の Instruct を使ってもよいです。
既存結果を踏まえて改善する場合はtakt list で完了タスクを選び、Instruct を選びます。
Action for takt/20260201-015714-mini-expense-memo-ui:
View diff
❯ Instruct
Merge from root
Pull from remote
Try merge
Merge & cleanup
Delete
Instruct では前回の差分や実行レポートを踏まえて追加指示を相談できます。
> フェーズ 2 として、合計金額、カテゴリ別フィルタ、行の削除を追加して。
> 入力済みデータは LocalStorage に保存して、リロードしても残るようにして。
内容が固まったら /go します。
> /go 既存 UI を大きく作り直さず、今の構成に足す形にする
選択肢では再び タスクにつむ を選びます。
どうしますか?
❯ タスクにつむ
会話を続ける
実行して、結果を確認します。
takt run
takt list
この段階でもまずは View diff、必要なら Try merge、気に入らなければ Instruct という順で進めます。
最後に見た目と使い勝手を整えます。ここも Instruct で既存成果を見せながら追加指示を作るのが向いています。
> フェーズ 3 として、モバイル幅でも崩れないようにして。
> 入力が空のときの empty state、フォーカス表示、カテゴリの見た目も整えて。
> 派手なランディングページではなく、日常的に使える小さなツールとして仕上げて。
/go でタスク指示を確定します。
> /go
今回も タスクにつむ を選びます。
どうしますか?
❯ タスクにつむ
会話を続ける
実行します。
takt run
最後に takt list で確認し、問題なければ Merge & cleanup、手元で確認してから決めたい場合は Try merge を使います。
Action for takt/20260201-015714-mini-expense-memo-ui:
View diff
Instruct
Merge from root
Pull from remote
Try merge
❯ Merge & cleanup
Delete
基本の流れは次の繰り返しです。
takt
-> frontend-mini を選ぶ
-> アシスタントで会話する
-> /go
-> タスクにつむ
takt run
takt list
-> View diff
-> Try merge または Merge & cleanup
-> 必要なら Instruct して次フェーズを積む
GitHub リポジトリで作業している場合はTAKT との会話から GitHub Issue を作り、その Issue をタスクとして積めます。
事前に GitHub CLI を認証しておきます。
gh auth status
TAKT を起動し、frontend-mini を選びます。
takt
TAKT と会話して、Issue にしたい内容を整理します。
> ミニ家計メモ UI のフェーズ 2 として、合計金額、カテゴリ別フィルタ、削除、LocalStorage 保存を追加したい。
> 受け入れ条件も Issue に書けるように整理して。
内容が固まったら /go を実行します。
> /go
提案されたタスク指示を確認し、まず Issueを建てる を選びます。
どうしますか?
実行する
タスクにつむ
会話を続ける
❯ Issueを建てる
Issueを建てる はIssue の作成とタスクの保存を一連で実行します。Issue 作成後はそのまま worktree 設定の確認が続きます(メニューには戻りません)。Issue 番号が分かっている場合は次のように追加することもできます。
takt add #1
あとはローカル運用と同じです。
takt run
takt list
GitHub Issue を経由すると、要件・議論・実装タスクの対応関係が残りやすくなります。チーム開発ではこの流れが扱いやすいです。
TAKT の外で Codex などの開発支援 AI と会話しながら Issue を作った場合もTAKT には Issue 番号だけを渡せます。
まず、Codex などで GitHub Issue を作成します。ここでは #1 が作られたとします。
takt add #1
takt add #1 は GitHub Issue のタイトル・本文・コメントを取得し、TAKT の pending タスクとして保存します。
実行します。
takt run
結果を確認します。
takt list
この流れではIssue 作成までは普段使っている AI や GitHub 上のやり取りに任せ、実装・レビュー・修正ループを TAKT に担当させます。
takt add、takt run、takt list の詳細